IT賞は、ITやデジタル技術を活用して、優れた業務改革や社会貢献を実現した活動体(企業・団体・機関・組織・学校・組合など)を称える表彰制度です。
本賞は、わが国の産業界および公共分野におけるIT・デジタル活用の推進と、その先進的な実践の普及を目的として、公益社団法人企業情報化協会が主催しています。
1983年に創設された「OA賞」を前身とし、2001年度より「IT賞」として新たな歩みを進め、現在に至ります。
本賞を通じて、優れた取り組みを広く社会に公表し、わが国の情報化・デジタル化のさらなる高度化に寄与してまいります。
多くのご応募をいただき誠にありがとうございました。
※2025年度(第43回)IT賞の受賞企業決定の発表は2025年12月上旬を予定しています。
IT賞は、企業・団体・機関の取り組みに対して、その理念や目的ならびに展開の範囲・特性等によって、カテゴリー(取組領域)を分けて、カテゴリーごとに固有の評価視点から評価し、以下の種別の賞が授与されます。
賞の種別 | 授与対象 | 内容 |
IT最優秀賞 | 受賞候補の中から、特に総合的に優れた取り組み | 革新性・波及効果・総合力などの観点から、応募全体の中で特に際立った成果が認められた場合に授与されます。 ※該当なしの場合もあります |
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IT優秀賞(カテゴリー別) | 評価視点において、顕著な成果を挙げた取り組み | 成果のインパクトや先進性、再現可能性などの観点で高く評価された取り組みに授与されます。
※該当なしの場合もあります |
IT賞(カテゴリー別) | 他の組織の模範となる水準の取り組み | 成果が一定の水準に達し、実行力・持続性・組織全体への展開などが評価される取り組みに授与されます。実務としての完成度が高く、他の組織への参考となる点が重視されます。 |
IT奨励賞(カテゴリー別) | 将来性・新規性・挑戦性が期待される取り組み | 取り組みの新しさや挑戦性、発展可能性が高く評価された場合に授与。実績にとらわれず、未来に向けた価値を見出す点が特徴です。 |
応募にあたっては、以下の4つの応募カテゴリーの中から、取り組みに最も適したものを1つ選択してください。各カテゴリーは、評価の視点や対象領域に応じて分類されています。分類が明確でない場合は、近いと思われるものをお選びください。
1. 経営・業務改革 | |
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【対象】 | 事業の効率化、業績向上、業容拡大への対応、組織能力の強化など |
【説明】 | ITやデジタル技術を活用して、業務プロセスの革新や経営資源の最適活用を実現し、事業成長や企業力の強化につなげた取り組み。人材育成や組織変革も含む。 |
2. 顧客価値・サービス革新 | |
【対象】 | 顧客体験(CX)の革新、顧客接点の再構築、新規サービス・ビジネスモデルの創出など |
【説明】 | 顧客体験の向上や新サービスの創出など、顧客との関係性や価値提供を革新した取り組み。ビジネスのフロントエンドにおける新たな競争力の創出が中心。 |
3. 社会・環境価値の創出 | |
【対象】 | 社会課題の解決、環境配慮、公益性を重視したプロジェクト、地域連携、SDGs・ESG、D&I、ウェルビーイング など |
【説明】 | IT・デジタルを活用して、社会的責任や公共性、環境配慮を意識した活動を推進し、社会課題や環境課題の解決に貢献した取り組み。産官学連携や地域連携、カーボンニュートラル、働き方改革、多様性の尊重などを通じて、収益以外の持続可能な価値を創出する活動。 |
4. 共創・エコシステム構築 | |
【対象】 | オープンイノベーション、業界・異業種連携、プラットフォーム構築など |
【説明】 | 異業種・異分野との連携により、共創型の新しい価値やビジネスエコシステムを構築した取り組み。情報基盤の整備や機能連携による革新も含む。 |
2025年度IT賞募集開始
応募締め切り(審査書類提出期限)
書類審査(一次審査)
書類審査結果通知
ヒアリング審査(二次審査)
プレゼン15分、質疑応答20分、計35分 オンライン会議形式で実施
最終審査結果通知
報道機関へニュース配信による受賞企業の対外的発表
表彰式典(第41回IT戦略総合大会内にて実施)
<ご注意>
萩野 達也 | 慶應義塾大学 名誉教授 |
中島 洋 | 一般社団法人沖縄トランスフォーメーション 理事長 |
岸 眞理子 | ハリウッド大学院大学 教授/法政大学 名誉教授/放送大学 客員教授 |
中西 晶 | 明治大学 経営学部 教授 |
佐々木 宏 | 立教大学 経営学部 特別専任教授 |
五十嵐 弘司 | 公益社団法人企業情報化協会 特別顧問 エグゼクティブアドバイザー |
島田 俊夫 | 公益社団法人企業情報化協会 顧問 |
牧野 司 | 東京大学 情報理工学系研究科 非常勤講師 |
田口 潤 | 株式会社インプレス 編集主幹 |
荒川 淳平 | 一般社団法人未踏 常務理事 |
髙橋 淳 | 公益社団法人企業情報化協会 シニアコンサルタント |
矢島 孝應 | 特定非営利活動法人CIO Lounge 理事長 |
矢部 剛 | 元ニッセイ情報テクノロジー株式会社 代表取締役社長 |
小会では平成26年度より、IT賞受賞企業の中から特に顕著な活躍・貢献したと思われる個人を選出し、Super SE 100人衆として表彰いたします。
毎年5名から10名程度をめどに選出し、最終的には100人を目指します。
- IT賞受賞企業からの人材候補者の推薦をベースに選定。人材候補は自社社員に限らずIT推進のパートナーからも選出。ただし、事業や企業の経営者の地位・役割ではなく、IT関連の実務家として卓越している人材を推薦するという視点から選定します。
- Super SE選出には毎年5名~10名をめどに行い、対象者の数を増やしていくことを目指し、最終的には100名を目指します。なおある程度の蓄積が得られたら、IT協会において「IT上質人材像」の具体化のための研究に結び付けていく予定です。
- 受賞者の推薦理由をIT活動領域とタイプ別のマトリックス(推薦シート)の上にプロットし、どのような行動様式や思考様式を持った人材がどのような業績をあげるかという関係性を分析します。これによって、現実的かつ経験的に辿ることができる卓越人材のスキル特性を描写することを最終目標とします。
- 1. ビジネスやマネジメントに関する独自の視点やアイデアの発揮
- 2. 企業価値、商品価値向上に資するIT活用アイデアの提供と具現化
- 3. 顧客もしくは自社における新たなビジネス創出への関与と貢献
- 4. ユーザの業務に対する本質的な理解
- 5. 安全・安心・コンプライアンスの遵守への貢献
- 6. プロジェクトマネジメントスキルおよびリーダーシップ
- 7. ITの動向や活用に関する理論・技術への見識と適用。
- ※人材像を理念型として描く時には往々にして期待される全ての特性や能力を備えた「スーパーマン」を求めるような議論になりがちですが、ここでは上に述べた七つの視点の全てを兼ね備えた「幻の人材」を探し求めるのではなく、七つの視点(七芸)の中の一芸・二芸・三芸に秀でた実在する人材を探し、そこから理念型としての理想人材を想定いたします。
- 2024年度第42回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(1MB)
- 2023年度第41回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(1.05MB)
- 2022年度第40回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(1.1MB)
- 2021年度第39回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(673KB)
- 2020年度第38回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(331KB)
- 2019年度第37回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(460KB)
- 平成30年度第36回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(427KB)
- 平成29年度第35回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(442KB)
- 平成28年度第34回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(368KB)
- 平成27年度第33回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(334KB)
- 平成26年度第32回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(386KB)
平成30年まで、経済産業省をはじめとする関係6府省(内閣府、総務省、財務省、文部科学省、国土交通省)は、毎年10月を情報化月間と定め、 情報化に関する普及・啓発を重点的に行っていました。毎年、月間記念行事として情報化促進貢献個人・企業等・情報処理システムに関する表彰等を実施していました。小会では、IT賞受賞企業の中より、同表彰への推薦を行っていました。
公益社団法人企業情報化協会 IT賞審査委員会事務局
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル3階
TEL:03-3434-6677 FAX:03-3459-1704